子供の姿勢を良くするには?
この内容は、開業当初の2006年に書いたものであるが、当時の資料が全く残っていないため、再度まとめることにした。親御さんや師匠からも高評価をいただき、当時連載していた「All Aboutプロファイル」でも取り上げたため、斬新で良い内容だったはずである。
自分の話で恐縮だが、高校時代に個性を出そうとファッションにのめり込んだ時期があった。それまで貯めていたお年玉やアルバイト代をすべて注ぎ込み、ひたすら服や雑貨を買い漁っていた。当時はインディーズブランドや新興ブランドのブームがあり、アメカジ、モード、テクノなどジャンルを問わず、色々と試した。今はもう存在しないであろうネメス、20471120、ダーク・ビッケンバーグ、パイドパイパー…その他にも思い出せないブランドがあるが、とにかく奇抜な格好をしていた。最終的に落ち着いたのは、日本風のOKURA(ハリラン)であった。
この経験から、「ファッションによって姿勢が変わる」ということに気がついた。正確には、服装に合わせた姿勢を取らないと、見た目がダサくなってしまうということだ。
例えば、モード系のファッションを着こなすには、姿勢が悪いと格好がつかない。逆に、ヒップホップ調やアメカジのようなカジュアルな服装では、きっちりとした姿勢が合わないことが多い。これらを踏まえると、子供の姿勢を良くしたいのであれば、きちんとした服を選ぶことが大切だと言える。
ダボダボの服やカジュアルすぎる格好をさせて、「良い姿勢を保ちなさい」と言っても、無理があるだろう。子供たちには、同世代のコミュニティがあり、そこでも自分を格好良く、または可愛く見せたいと考えるはずだ。だからこそ、無意識のうちにその格好に合った姿勢を取っている。カジュアルすぎる服装で「姿勢を良くしなさい」と言われても、どこかしっくりこないのは、そのためである。
ちなみに、私個人としては、中学生ぐらいまで骨格がしっかりしてくるまでは、姿勢をそこまで意識する必要はないと思っている。また、良い姿勢で長時間座り続けると、逆に体に悪影響を与えることがある。これについては、別の機会に詳しく話そうと思う。
まとめると、どうしても子供の姿勢を良くさせたいのであれば、次の2点がポイントである。
- 良い姿勢が似合う服を選ぶこと
- 姿勢が良くないと上手くできないスポーツ(バレエや剣道など)を習わせること
これが姿勢改善のコツである。
*ちなみにこちらはChatGPTにこの記事をイメージして作ってもらったイラスト
凄い時代になったな…ほんと